平均寿命が男性81.41歳、女性87.45歳(令和1年、厚労省データ)で人生100年時代になりつつある。サラリーマン65歳定年で計算すると、男性の場合、16.41年となる。更に今後医療の発達もあり、100歳に近づく。多くの試算は、これをベースに予算計算され、定年後20年ありますと揶揄される。
人は誰でも今現状の自分の状況に置き換え考えがちであるが、ここに落とし穴があるのでは。誰しも現状維持はあり得ない。老いたり、病気になったりする。個人差はあれど少しずつ本人には判らない様に音も立てず、歩み寄ってくる老い、病。注目すべきは健康寿命になってくる。
健康寿命(日常生活に制限のない期間)は、令和元年時点で男性が72.68年、女性が75.38年との報告書が出されている。65歳定年退職した場合、健康である期間は、男性:7.68年 女性:10.38年。これを長く感じるか、短く感じるか、個人差はあるけど、
短いと考える。
学卒なら42年間働いて8年弱しか残されていない。やりたい事を我慢した方、定年後、新たな再出発を考えている方、家族との時間を考えてる方、やはり少し短い気がする。すると、人間は健康寿命を延ばそうと考える。これを巷では「若さと保つ」と言うのかもしれない。
健康を保つとなる。
勤め人として成功している人、経済的自由を目指す人はみなある時気づく。健康でないとこの行動は継続出来ない。勤め人として成功している方は、不健康で病床につくと業務のオペレーションが滞ったり、プロジェクトが頓挫する事を極力嫌う。また、経済的自由を目指す方は、人生における選択肢を増やす事である。
最優先は健康であり、健康とは、運動、食事と睡眠のバランス。
私の場合、高校生の時からウエストはほぼ変わらない。健康維持に努めてきた。学生時代はサッカー、その後、スキー、スノボー、サーフィンを勤しみ、最後のタイでの駐在ではフリーダイブにハマった。今後は、サーフィンとフリーダイブでいろんな場所に出向こうと思っている。毎日の基本ルーティンに週5日の15分の筋トレとオフィス階の24階までの階段の上りであった。体脂肪率12.7%。
おかげ様でこの年齢迄、大きな病気はもせず、その予備軍でもない。食事制限も受けず、飲酒、スイーツも好きで、グルテン・フリーも縁が無く、食事が楽しめる。
食べるのが好きなのに、不健康が理由で、食事制限を受けるのは辛い。また、病気になってから、健康に戻せない場合もある。これがお金で健康が買えない理由でもある。
FIREを達成した人、勤め人として成功している人は、経済的余裕でジム通いを始めた訳でなく、そうなる前から健康維持に気をつけている。ここでは直ぐジムに入会すべきとは言っていない。
今、ある環境下でやれる事を少しでも始める事だ。5分でも、腹筋10回でも始めるべきだ。なかなか習慣化出来ないのであれば、対処法として、
習慣化=『If then Rule』+『6週間継続』の組み合わせが効果的である。
If then Ruleというのは、Aをしたら、次にBをする。例えば、ベッドに入る(Aをしたら、)前にケータイを手にする(Bをする)悪い例ではあるが。朝起きて、顔を洗ったら(A)、筋トレ(B)をする。と言った内容である。何も考えず、始める。これを6週間続ける。体調がすぐれない時は回数を減らせばいい。
経済的自由を目指すなら、最優先課題は健康維持に細心の注意を払うべきである。