ぼったくりと価格交渉

ライフハック

ぼったくりは他の国にはない

日本語には「ぼったくり」と言う言葉がある。
英語のrip offが近いらしいが、盗む、剥ぎ取る、パクる場合に使われるため、少々意味合いが異なる。そもそも、ぼったくるを表現する言葉は日本語以外見当たらない。実際にその事を海外に住んで学んだ。よく聞かれるのが、観光地の土産屋で気に入ったものを見つけたが、高いのか安いのか価格の妥当性もわからず、購入した後、他の店で見つけ、安かったと言うあれだ。しかし、

モノ、サービスの価値への対価として、価格が合意出来た時に支払う

これが大前提にあるのを無視してしまっている事を認識しなければならない。一億人の画一的教育下で中産階級社会である日本人の多くは、価格に対する身構えが弱い。

価格は価値の対価として支払う前提は、先進国であろうと、新興国であろうと同じである。つまり、International Standard(国際標準)ではある。ぼったくりが通用しない国際標準でどのようにふるまえば良いか?

価格でなく、価値で手にいれる方法

対処法として、一般な手法として、当然、相見積もりと言う方法がある。比較対象を準備し、高い、安いが判断出来る。では、これが出来ない状況でどうするか?コミュニケーションの中で、その価値の対価を見いだすしかない。売り手と買い手との「交渉」が始まる。ポイントは以下となる。

1.価格は先に言わない方が良い

これは、アンカリングによるものであるが、買い手に場合にはその価格が基本となり、支払い意思、能力の現れとなってしまうため、価値への対価を相手に伝えてしまう。価格は言わせるべきである。

2.コストが出せる情報をあらかじめ用意する

類似品の価格、作業時間単価等、その土地の物価から予測を立てられる状況にしておく。

インド駐在の時、仏陀の聖地を訪れた時、土産物屋の店頭の仏陀の置物に興味があった。手のひらにのるサイズのもので、最初に見つけたのが粘土の焼き物であった。一体¥150位だった。それには価値が見い出せなかった。散策していると13,4歳の少年が近寄って来て、石から削り出した類似品を見せ買わないかと聞かれた。同じサイズで\3,000-だと。石で削り出しするからこの価格だと。¥1,500-なら買うと伝えたが、それなら売れないと言うことでその場を立ち去った。

 しばらくすると同じような売り子が寄ってきて、石の削り出しの仏陀の像を\3,000-で買わないかと言うので、\1,300-なら買ってもいいと伝えた。先ほども同じやりとりをしたが\1,300-以上は出すさないと伝えると¥1,300でいいと言って購入が決まった。あとで、わかった事だが先ほどの売り子の兄弟だったと聞かされた。

通常、「値切る」場合、最大でも7,8割位だった私の常識を覆された出来事であった。

この取引、交渉が成立した時に、価格とはそのモノに価値に対するの対価である。と言う定義が確立された。この気づきは、後にインド駐在最大ミッションである現地企業の合弁契約の進め方に大きく影響する事となった。

まとめ

  • 価格とはそのモノの価値に対する対価である。よって、定価の概念は無いと考える。
  • 価格交渉は、席を立つ覚悟で譲れない価格を明確にする必要がある。
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