世界 人口 の内約17.5億人が 英語話者 で、その約78%が非ネイティブと言われている。
海外生活を送る上でその国の言語が話せれば良いが、新たに学習する事になる。アルファベット以外の表音文字、漢字以外の象形文字には馴染みがない。文法においては、韓国語が似ている中、現地語を選択する優先順位は下がる。
東南アジアでは、シンガポール、フィリピンが英語圏のイメージがあるが、マレーシアは過去の国策もあり、ほとんど英語を話す。タイも過去に米軍の保養地であったビーチもあり、バンコクは国際都市でもあるためか、英語が通じる事が多い。
日本の教育で6~8年間の英語教育を受けていて、文字(アルファベット)も書ける。優先的に習得されるべきはやはり、英語である。にも関わらず、現地の言葉の習得を試みる方がいるが、誤りである。
優先順位は、英語ー滞在国の言語である。
現地語の優先順位が低い理由;
1.語彙はほぼゼロからスタート
2.表音文字を習得もゼロからスタート
3.会話量を増やせても時間がかかる
4.そもそも英語習得出来ていない
1.英語と現地語を混ぜてはいけない
一番悪いのは、英語と現地語を混ぜて話すチャンポンになることだ。例えば、英語のフレーズ、文法で他の言語の単語を入れてしまう事だ。その逆もしかり。気の知れた仲間と話す時は通じるがそれ以外は通じなくなる。それ以上にそれでは他の国に行っても英語自体全く通じないものに仕立て上げてしまう可能性がある。それ故、優先順位は英語習得である。
2.英語を話す人=ペラペラではない
次に英語話者の78%は非ネイティブではない点である。つまり、ハリウッド映画やネイティブのスラング、流行言葉を話す必要はない。日本人は一気にそれを目指す傾向にある。極端ではあるが少年野球選手がイチローに一気になろうとするのと同じである。また、それが日本では英語が出来ますの定義となっている。それを誰しも目指せとは言っていない。
非ネイティブであれば我々の第一外国語に近いポジションになるのだからお互い理解しようとする姿勢となるため、卑下する事はない。
ただ、限度があるので簡単な自己紹介を一方的に話し、相手の質問がわからないような感じでは、コミュニケーションとして成立しないから、仕事にならないとなってしまう。
あくまでも、英語ありきを忘れてはならない。