海外駐在を薦めるワケ

支出プロセス

経済的自由を求めるとは収入を上げる、投資する、譲れない支出の最小化(節約)が三要素として語られます。海外生活を通して得られる経験の意味について考えてみると、

1.サラリーマンでありながら、非日常を経験出来る

海外駐在は、日本からの海外旅行にように遠距離移動、有給などの時間的制約を受けず、簡単には行けない場所にも足を伸ばす事が出来る。経済的、時間的余裕から、旅行し易くなる。バックパッカーが行くような様な、あまり、家族で行くこと出来ない場所に行くことが出来、みんなの経験として残る。例えば、私の場合は、タイ東北部のメイホンソンの少数民族の「首長族」の村に訪れたり、オーストラリアのエアーズ・ロックに行ったりもした。

食事もまた同じ事が言える。パッケージのツアーで旅行に行くとツアー客御用達のレストラン、メニューとなってしまい本当に美味しい食事にありつけない事が多い。現地に住むとローカルのコミュニティ、駐在している奥様の口コミなどで旬の情報が得られるのでアタリが多い。

所謂、現地の美味しい店は、現地に住んでいる人が行く店。である。

また、住まいはどの地域でも広い住居に住み、東南アジア、インドであれば治安面から高級住宅街のエリアで生活が出来る。一軒家に住むか、マンション(コンドミニアム)に住むかあるが、プール、ジムも併設されている場合も多く、小さなお子さんがいればメイドさんに家事の一部委託も可能となり、プチ富裕層みたいな経験をする事も出来る。

これらは富裕層に属してなくても、譲れない支出の最小化(倹約)維持しながら、経験する事に出来る

2.非日常は恒常化することはない

海外生活という非日常の駐在期間は一般的に3~5年程度であり、いずれは帰国する事が前提となれば、モノを増やす事へブレーキがかかる。

海外生活ー日本帰国の一連の流れで、慣れ親しんだ海外の生活から離れ、日本で生活がリセットされるため、通常、非日常の恒常化は起こり難い。ライフスタイルの新陳代謝が図れる。断捨離が出来る。つまり、譲れない支出の最小化(倹約)を進め、投資、貯蓄を意識し易くなる。

3.海外生活がその後のライフプランに生かせる

例えば、メイドの例で言えば、
・子供2人で3歳以下ならいた方がいい、
・他人を生活スペースに入れたくない、
・将来の老後生活サポートいるかも、
経験を通じて、必要なもの、不要なものへの軸が出来る。経済的小さい負担で、これらの経験を得られるのは大きい。私の場合、最初の赴任から日本に帰国した時は、所有する車は移動手段と割り切り、優先順位が下がった。

4.まとめ

モノも増やすことなく、一時的にプチ富裕層となり、バックパッカーしか行かない場所に旅行し、レアなレストランで食事をする、それが高級であろうと、街の屋台であろうと。様々な経験をする事が出来る。

富裕層は、モノへの価値よりも、経験に価値を置くと言われている。

経験への消費が理解出来るとは、その時期、その時々のタイミングでしか出来ない経験を享受しながら、譲れない支出の最小化を継続するに他ならない。

これらのプチ富裕層の経験は、節約、倹約を見直す機会を与え、経済的自由のマインドは強化出来る。

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